10/2(火)からTOKYO MXにて放送がスタートした「転生したらスライムだった件(転スラ)」がなぜ売れたのかについて書きたいと思います。
ラノベ、漫画、アニメとメディアミックス展開していて大ヒットをしています。
なぜ、売れたのかを色々と考えたところ、売れたのには3つ理由があったのではないかなと思っています。
今回は主に漫画版を基に書きたいと思います。
「転生したらスライムだった件(転スラ)」(コミック版) 基本情報
作者: 漫画:川上泰樹 原作:伏瀬 キャラクター原案:みっつばー
雑誌: 月刊少年シリウス
連載: 連載中
巻数: 2018年10月時点で9巻まで発売中
あらすじ:通り魔に刺されて死んだ会社員、三上 悟(みかみ さとる)は、異世界の洞窟でスライムとして転生した・・・
「転生したらスライムだった件(転スラ)」が売れた理由①最強スライムという設定が斬新
「転生したらスライムだった件(転スラ)」が売れた理由は単純にスライムでありながら最強キャラという設定にあります。
主人公の能力は「捕食者」「大賢者」というチート能力を持っています。
「捕食者」は敵を喰らうとその能力を手に入れる能力、大賢者」はアナライズに加え、各種知的能力ブーストの効果があります。
ブーストする内容はこんな感じです。
思考加速:通常の1000倍に知覚速度を上昇させる。
解析鑑定:対象の解析及び、鑑定を行う。
並列演算:解析したい事象を思考と切り離して演算を行う。
詠唱破棄:魔法等を行使する際、呪文の詠唱を必要としない。
森羅万象:この世界の、隠蔽されていない事象の全てを網羅する。
いかに最強なのかがわかりますね。
ちなみに、「転生したらスライムだった件(転スラ)」がヒットして以降は無双系ノベルが異常に増えているのは言うまでもありません。
「転生したらスライムだった件(転スラ)」が売れた理由②設定がマニアック
「転生したらスライムだった件」には主人公の能力は「捕食者」「大賢者」、ネームドになると進化する等の設定が多数あります。
一見するとよくわからないことが一杯なのですが、とにかく解説が細かいです。
漫画なのですが、文字量が多く設定解説が丁寧にされています。
この丁寧な設定解説が世界にどっぷり浸からせるきっかけになっているのだと思います。
「転生したらスライムだった件(転スラ)」が売れた理由③マーケティングが上手かった
本編とは関係ないのですが、マーケティングが上手くハマったというのはあると思います。
時系列的にはWEB小説(無料)で話題になり、ライトノベルとして出版、更にコミカライズという流れです。
ライトノベルにする時点で大幅に加筆修正されているため、お金を払うに値するクオリティに仕上げたというのが大きいです。
更にファンタジー作品でキャラも立っているためコミカライズに向いていたというのがマーケティング的にめちゃくちゃ刺さったという感じです。
世の中的にも無料から有料という流れが強くあるので、時流に上手く乗れたことがヒットに繋がった要因といってよいと思います。
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