ショートショート「夢なら醒めて欲しい」

夢なら醒めて欲しい

こんにちは、おかもん(@okamon_happy1)です。

今日は少しいつものブログとは異なり、ショートショートと呼ばれる超短編小説を書きたいと思います。

小説と言いつつも、これは現実にあった話です。

正直、こうやって公開するべきか悩みました。

勿論、ウェブに文章を残すということがどんな意味があるのか理解しているつもりです。(どこかで保存されれば永遠に残るリスクがある)

自分はこの事実と向き合わなければならないと思い公開することにしました。

本編はここからです。

 

「夢なら醒めて欲しい」

この話は5年前の実話です。

当時、30歳の私には恋人がいました。

相手は26歳、自分にとっては太陽のような子でした。

付き合って3年、結婚も考えていました。

でも、そんな日が来ることはありませんでした・・・

あの日に帰れるならやり直したい!!

そんな悪夢の1日を振り返ります・・・

あれは4年前の1月、初めて任されたプロジェクトで毎日、終電近くまで働いていました。

2週間くらい終電で帰っていたある日、寝過ごして乗り過ごしてしまいました。

寝過ごして降りた駅は埼玉県の郊外。

そう言えば、彼女の家から車で30分くらい、ここから自分の家まで車で30分くらい。

明日は土曜日ですが自分は仕事、最近会えてないし彼女に連絡したら車で送ってくれると言ってくれました。

凄く寒い日でタクシーもいなかったので、彼女の一言は天使の声のように感じました。

時間は30分くらいでしたが、久しぶりに会ったので眠気も忘れて近況を夢中に話しました。

まさか、その会話が彼女と最後の会話になるとは思いませんでした。

翌朝、起きたら携帯に彼女のお母さんから着信がありました。

交通事故で彼女が亡くなったと言っています。

何を言ってるかわかりませんでした。

病院に行って、彼女の遺体を見たときに初めて何が起きたのかを理解しました。

事故から1年くらいは毎日眠れませんでした。

「自分のせいで大切なひとを亡くしてしまった」、毎日、自分を責めていました。

なぜ、自分を残したのか、代われるものなら代わりたいと何度思ったことか・・・

今でも悪夢のようにその日のことが夢で出てくることがあります。

そして、汗びっしょりになっていたり、急に足が痙攣したりします。

あれから5年が経ちます、今は何もなかったかのように暮らしていますが、忘れることはありません。

 ただ、そんな自分を支えてくれる人もいて、自分が幸せになることが恩返しの一つなのかなと思い毎日生きています。

周りの人は「忘れて幸せになりなさい」と言ってくれますが、自分にはそれは無理でした。

残された者の責任として、彼女の分も背負って生きる、そう考えて今も生きています。

おわり

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ABOUTこの記事をかいた人

おかもん@会社辞めたい

「ブログとゲームで食べていくこと」を目標に活動中アラフォーブロガー。 現在は脱サラの準備とブログ・Twitterの育成に注力。 CaptainJackさん主催の伸びシロサロン所属。 WCCFというサッカーゲームに夢中!WCCFブログあんてなという300ブログが参加するまとめサイトとブログで毎月50万PV・5万円の収益